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---- 北の系2005 ----
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都健全育成条例改正資料/H16年第1回都議会代表質問
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2004.3.7

2004年3月2日、東京都都議会本会議代表質問で、東京都議会自由民主党、都議会民主党、都議会公明党、都議会生活者ネットワークの四会派が青少年健全育成条例改正案についてとりあげ、質問しました。

以下、当該部分の質疑応答を転載し、条例改正問題の資料とします。(情報はインターネット中継の情報をもとに再構成したものであり公式の議事録とは異なる部分があります)

尚、青少年健全育成条例改正案は、文教委員会(東ひろたか委員長=共産党)に付託されました。

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目次

■ 大西英男議員(東京都議会自由民主党/幹事長)質疑
  ・石原慎太郎知事答弁
■ 名取憲彦議員(都議会民主党/幹事長)質疑
  ・石原慎太郎知事答弁
  ・三宅広人生活文化局長答弁
■ 石井義修議員(都議会公明党/幹事長)質疑
  ・竹花豊副知事答弁
  ・三宅広人生活文化局長答弁
■ 大西由紀子議員(都議会生活者ネットワーク/幹事長)質疑
  ・三宅広人生活文化局長答弁
リンク
関連ページ

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大西英男議員(東京都議会自由民主党/幹事長)質疑

2004年3月2日都議会本会議大西英男議員(東京都議会自由民主党/幹事長)質疑
2004年3月2日都議会本会議
大西英男議員(東京都議会自由民主党/幹事長)質疑
「青少年を取り巻く環境の悪化は我々の常識を
はるかに超えている」と発言。
自民党都議には規範意識や家庭環境の多様性を
想像する能力に欠けているのではないか?

大西英男議員の質問をダウンロード。(mp3 / 134k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_oonisi_h040302a.mp3

大西英男議員

次に青少年の健全育成について伺います。

繁華街では少女の身につけている下着や排泄物までも商品化する生セラや少女を風俗店に勧誘するスカウトが堂々と横行しています。

渋谷の少女監禁も青少年が安易に金銭を選べる社会環境と関連して起きた事件と言われています。また、卑猥な雑誌や、成人向けビデオなど有害情報の氾濫も目にあまるものがあります。

このように現在の青少年を取り巻く環境の悪化は、我々の常識をはるかに超えており、もはや規制の強化を避けて通る事ができません。

この一刻の猶予も許さない状況に対処するため、青少年健全育成条例の改正が提案されたわけですが、今回の条例改正では事業者も含め大人の責任について知事はどのように考えているのか、まず所見を伺います。

また、書店やコンビニエンスストアの店頭には多くの不健全な図書類が並び、カラオケボックスや漫画喫茶やインターネットカフェが深夜の青少年の溜まり場となるとともに、繁華街には子どもを非行に誘う事業者の誘惑が満ち溢れています。

このような健全な成長を阻害する有害な環境を、明確な考え方をもって規制することが不可欠且つ喫緊の課題です。

そこで今回の条例改正における規制の基本的考え方と主要な改正点について伺います。

今般の青少年問題を考えるとき、青少年を取り巻く環境の悪化と並んで、青少年自身や親の側にも大きな問題がみられます。

万引きを犯罪だと思わない子供たち。子どもが家に何日も帰らないでも無関心な親たちなど、規範意識の著しい低下は社会の存立の基盤を取り崩す事態を招くものです。規範意識の回復の問題にどのように取り組んでいくのか、所見を伺います。

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2004年3月2日都議会本会議石原慎太郎知事。
2004年3月2日都議会本会議 石原慎太郎知事。
「不健全図書の氾濫が環境悪化を招いている」と発言。
しかし、実際には不健全図書の個別指定件数は
月10件前後に留まっており特段増えていない
不健全図書が氾濫しているという認識はデタラメである。

石原慎太郎知事の答弁をダウンロード。(mp3 / 66k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_oonisi_h040302b.mp3

石原慎太郎知事

最後に、青少年問題に対する大人の責任についてでありますが、以前もよく引用いたしましたが、あるキリスト教の伝道者が子どもには大人から叱られる権利がある。これはひっくり返せば私たちは子供たちを叱る責任があるわけであります。

今日の青少年の風土、これはすべてとは申しませんけれど、かなり乱れていると申しますか、彼ら自身の人生についても危機を予感させるものがございます。

青少年を取り巻く環境は日々悪化しているわけでありまして、子どもの無断外泊を許すなど親子の関係の希薄化や、不健全図書の氾濫を招く業者の商業主義など、親や大人の責任の放棄は悪化の大きな原因のひとつになっていると思います。

今回の条例改正では、不健全図書の包装や深夜外出の制限等により、大人の無節操・無責任な行為に対する規制を強化いたしました。


 

参考情報

賀川豊彦が大正13年に児童保護講話会で語った子どもの権利6条は、「叱る権利」の他に、「遊ぶ権利」や「親に対して禁酒を要求する権利」を提唱している。

食べる権利
遊ぶ権利
寝る権利
叱られる権利
親に対して夫婦げんかをやめるように請う権利
親に対して禁酒を要求する権利

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名取憲彦議員(都議会民主党/幹事長)質疑

2004年3月2日都議会本会議名取憲彦議員(都議会民主党)質疑
2004年3月2日都議会本会議 名取憲彦都議
条例改正案の規制実効性は疑問と明言。
「多様なメディア表現の可能性を確保すると言う
自由社会の権利を守る観点からは、両者の調整
はあくまでゾーニングの徹底により図られるべき」
民主党は戦後日本で初めてゾーニング政策を提言。

名取憲彦議員の質問をダウンロード。(mp3 / 332k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/tigi_natori040302a.mp3

名取憲彦議員

次に青少年問題について伺います。

今般、石原知事は青少年問題協議会の答申を受けて、健全育成条例の改正案を提案しました。

有害な情報の氾濫など青少年を取り巻く環境がますます悪化しているという判断のもと、規制を強化しようとするものですが、不可逆的に進む情報家社会の中で対処療法的に規制を強めたところでどの程度の実効性があるのか、疑問無しとはしません。

一部の際立った事件の印象に基いて規制を激しくすれば犯罪が無くなるかのような議論で終ってはならないのであります。

青少年の置かれている現状について多面的に分析し、非行や犯罪に手を染めるその動機付けを減らすようなプログラムを用意すべきです。

まず、青少年を取り巻く環境が、悪化してきたと言う原因について、どのような社会の情況があると認識しているのか知事の見解を伺います。

非行や犯罪に走る子どもには、幼児期に虐待を受けるなど、家庭的に問題を抱えている場合が多く、家族の機能が崩壊している家庭の子どもに対して居場所をどう提供していくかは地域社会の深刻な課題となっています。

青少年が深夜までカラオケボックスや漫画喫茶などで過すことは、もちろん望ましいことではありません。が、単にそこから締め出せば問題が解決すると言うものではありません。

青少年が犯罪に手を染めないよう、常に社会の目の届く範囲に留めておくことがむしろ重要と考えます。

規制するばかりではなく、青少年の居場所についてどのように考えるかなど、根本的な解決策が必要だと考えますが、都の見解をうかがいます。

都は、これまで不健全図書指定に関して個別指定制度を採用し、業界の自主規制を尊重しながら規制について抑制的に対応して来た事は、評価するところであります。

たしかに、性的な情報等に関しては誰でも見たくないものを見ない権利、子どもに見せたくないものを見せない権利と、人権の観点から主張することは認められるべきです。

他方で、多様なメディア表現の可能性を確保すると言う自由社会の権利を守る観点からは、両者の調整はあくまでゾーニングの徹底により図られるべきものであると考えます。

現に不健全とみとめられている図書が青少年の容易な閲覧に晒されているという事実があるのであれば、それはあくまでも区分陳列と青少年に対する販売禁止の徹底を図ることにより改善されるべきです。

インターネットなどの普及なども考え合わせ、実効性のあるゾーニングについてどのように考えているか、都の見解をうかがいます。

特に低学年の子どもが非行や犯罪に巻き込まれる背景には、自らの行動がもたらす危険性についての認識があまりに低いことが挙げられているのではないでしょうか。

子どもの問題では、成功談は広まりますが、不用意な行為のためにひどいめにあった失敗談は、ひとに言うのは恥ずかしく広がり難いと言う傾向があると考えます。

非行を誘う大人に対しては、規制で望むことも必要ですが、子どもに対しては自ら非行に走らない動機づけを与えることがもっとも重要であると考えています。

青少年の犯罪防止に取り組む人たちとのコミュニケーションを通じて犯罪の恐ろしさを学ぶなど、教育の場においても学校の関係機関やボランティア団体との協力で、青少年が自ら考え学習する機会を緊急に拡大すべきと考えますが、見解を伺います。

さて、いまや情報化社会の進展により、かつてあった共通の価値観というものが明らかでなくなりつつあります。

むしろこれからの未来を生きる子どもたちには、多様な価値観を持つ他者と共存しなければならないことを教え、多様な価値観の中から自己の幸福を追求する自己決定権を尊重し、同時に、他者の幸せを侵害する犯罪行為に対して自己を抑制できる能力を育むことが重要だと考えます。

青少年が非行や犯罪の誘惑に負けず、健全に育つために規制を強めて見えないところに追いやるのではなく社会とのコミュニケーションとのパイプをより多く持たせ、青少年自身の判断能力、責任感を養うことこそが必要と考えますが、見解を伺います。

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2004年3月2日都議会本会議石原慎太郎知事。
2004年3月2日都議会本会議 石原慎太郎知事
「偏執的な大人の嗜好が青少年の荒廃の原因だ!」
「携帯電話での親子の連絡はバーチャルな
親子の関係でしかない!」
混迷した石原知事の珍答弁ぶりは、
青少年政策の行き詰まりを象徴している。

石原慎太郎知事の答弁をダウンロード。(mp3 / 103k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/tigi_natori040302b.mp3

石原慎太郎知事

青少年を取り巻く環境の悪化の原因についてでありますが、今日の社会を作ってきたのはあくまで我々大人、社会の先輩であります。大人の無責任な意識と行動が、実は青少年の荒廃の原因となっていると言えると思います。

特に、厭な風俗でありますけれども、着用済みの下着だとか排泄物だとか、そういったものをですね、売買するそういう実態がありまして、そういったものを愛好する「偏執的な大人の嗜好」がですね、風俗として野放しになっているということは現実にあるわけで、まあそれは規制の対象にするわけですけれども、あるいはまた不健全図書の販売方法に配慮しない事業者が問題だとも思います。

外泊を繰り返している子どもにも、親に聞いてみますと携帯を買って与えているから一日に何度か連絡をすればですね親はそれで安心して子どもを監督というのでしょうか、掌握しているという錯覚を平気で口にしますが、それはあくまでも携帯という現代的な道具に象徴される、あくまで「バーチャルな親子の関係」でしかないと思います。

これらは大人の社会の陰の部分の投影でありまして、こうした現象は。まず、我々大人の生き方を反省して正す事がすべての出発点にならざるを得ない、なるべきであると思っております。

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2004年3月2日都議会本会議三宅広人生活文化局長
2004年3月2日都議会本会議 三宅広人生活文化局長
不健全図書の氾濫、青少年を取り巻く環境
の極度の悪化を強調する三宅広人生活文化局長。
しかし不健全図書は特段増えていない。
居場所作りと居場所つぶしを同時に進め、
政策矛盾を深める東京都生活文化局。

三宅広人生活文化局長の答弁をダウンロード。(mp3 / 136k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/tigi_natori040302c.mp3

三宅広人生活文化局長

青少年の健全育成に関する三点のご質問にお答えします。

まず、居場所作りなどの根本的な解決策の必要性についてでこざいますが、都はこれまでも児童館やユースプラザの整備などの居場所作り、子どもの正義感や倫理観を育む心の東京革命など、多様な施策を進めております。

しかし、現在の環境の著しい悪化を改善するためには、様々な有害環境への規制をより効果的に行うことが不可欠かつ喫緊の課題であると考えております。

このため条例改正を提案したものでございまして、今後、規制の実効性を高めるため、事業者等への適切な指導を行ってまいります。

次に、不健全図書の実効性ある規制などについてでございますが、都は昭和39年の青少年健全育成条例制定当初より青少年への不健全図書等の販売等を禁止してまいりました。

その後、平成13年の条例改正で、大人の世界と子どもの世界を区分するという考え方に基きまして、不健全図書の区分陳列を義務付けてまいりました。

しかし、今回、不健全図書の氾濫状況が目にあまることから、区分陳列と販売禁止の徹底を図るための方策として、不健全図書の包装を義務づけることといたしました。

インターネット等についてましては、自治体の領域を越える問題でもあるため、法的規制や関係業界への指導を国に提案しております。

最後に、青少年自身の判断能力、責任感を養うことの必要性についてでございますが、青少年を取り巻く環境は、極度に悪化しているため、青少年自身の判断能力や責任感を養う施策のみでは現在の一刻の猶予も許されない状況を改善することはできないと考えております。

そこで今回、条例を改正して事業者をはじめとする大人への規制の強化と合わせまして、大人や親、子供たちに警鐘を鳴らすこととしたものでございます。


 

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石井義修議員(都議会公明党/幹事長)質疑

2004年3月2日都議会本会議石井義修都議
2004年3月2日都議会本会議 石井義修都議
「不健全図書販売規制強化は時宜を得たもの」
と公明党は条例改正を支持。
週刊誌規制推進、インターネット規制にも
言及し、メディア規制推進を求めた。

石井義修議員の質問をダウンロード。(mp3 / 111k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_isii040302a.mp3

石井義修議員

次に、青少年健全育成条例の改正について伺います。

青少年が健やかに成長することは都民すべての願いであるにもかかわらず、青少年を取り巻く環境は悪化の一途を辿っております。

今回の条例改正で、不健全図書の販売やビデオの自動販売機に対する規制が強化されることは時宜を得たものと思うものであります。

ただし青少年の深夜の規制に関連して、夜遅くまで塾で勉強している子供たちや深夜まで働く青年が過度に規制されることがないようにすべきであります。

ところで、情報化社会の急速な進展にともない、携帯電話がもたらす危機や、インターネット上の有害情報が新たな青少年健全育成上の問題として出現しております。

青少年問題協議会の答申にもあるように、規制の面では国の施策の進展を待つ必要がありますが、インターネットトラブルから子供を守る対策を、NPOやお母さん方が求めております。都として検討すべきであります。

また、電車の中で読まれている一部のメディアについてでありますが、その写真や記事内容に眉をひそめるものがあると多くの都民が指摘をしております。

子供たちやいやがる女性の目に触れざるを得ない状況にあることは問題であります。

メディアの中には青少年への影響を考慮し自主規制しているところや宅配と駅売りの新聞の紙面構成を変えたり配慮するメディアもあります。

これを規制するとなると言論表現の自由との関係もあり、直ちに規制すべきとは言えませんが、率直な都民の声として申し上げたいと思います。

竹花副知事の感想をお伺いしたいと思います。

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2004年3月2日都議会本会議竹花豊副知事
2004年3月2日都議会本会議。想定問答原稿を
何度も間違えながら棒読みする竹花豊副知事。
電車内の週刊誌閲覧規制に意欲を見せた。
東京都は「犯罪に巻き込まれる危険」をしきりに
強調するが、実際に発生した事件と一般のメディア
活動との因果関係は実証されておらず、説明もない。

竹花豊副知事の答弁をダウンロード。(mp3 / 156k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_isii040302b.mp3

竹花豊副知事

インターネットトラブルから子供を守る対策についてでございますが、ご指摘の通りインターネットや携帯電話は急速に普及し便利さの反面、青少年にとって、有害情報や犯罪に巻き込まれる危険といった問題が大きな問題となっております。

先の青少年問題協議会の答申でも指摘されたところでございますけれども、この問題の深刻さ、あるいはこの対策の緊急性を考慮すると都としても関係機関や事業者と協力してフィルタリングソフトの活用など、青少年の健全育成を図る上で有効な対策を検討する必要があると考えており、現在、関係情報の収集等を進めているところであります。

次に、電車内での卑猥な情報に関してでございますれども、電車の中で卑猥な写真や記事の載った出版物が生まれていることにつきましてなんとかならないかとの声を私自身もしばしば聞くところでこざいます。

多様な価値観が認められるべきではありますが、セクシャルハラスメントの防止や青少年の健全な育成という観点からも遠慮があって然るべき状況もあると思います。

過般、ある国で企業ぐるみでの売春旅行を非難されたり、留学中の大学生の出し物が問題になったケースや、我が国において女性専用車両をつくることを検討するといった話を聞くところでありますが、そうした状況を聞くにつけ、また我が国のわいせつに関わる風潮は同じ国民として慙愧に耐えません。

自由の中にも節度があるべきであり、一部のメディアも含め、十分心すべきものと思います。

この問題を法令で規制するべきかについては難しい問題もあると思いますが、都民の皆様のご意見も踏まえつつ、我が国の社会の品位を保つために可能な対策を考えていきたいと考えております。

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2004年3月2日都議会本会議三宅広人生活文化局長
2004年3月2日都議会本会議三宅広人生活文化局長

三宅広人生活文化局長の答弁をダウンロード。(mp3 / 55k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_isii040302c.mp3

三宅広人生活文化局長

青少年健全育成条例における子供たちの深夜外出の規制についてお答えいたします。

深夜の外出規制は、青少年が犯罪等に巻き込まれることを防ぐためのものでございます。

条例案で規定されますのは、保護者の同意などの正当な理由無しに深夜に青少年を連れ歩くなどする大人でございます。したがって、塾の帰りや働く青少年の通勤などの正当な理由のある深夜外出には適用されないものでございます。

青少年の生活時間が従来とは変化してきております。条例の運用にあたりましては青少年の正当な行動が過度に規制され普通の生活が不便となることのないよう配慮すべきであると考えております。


 

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木村陽治都議(日本共産党 )

日本共産党は青少年健全育成条例改正についての質問をしていません。

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大西由紀子議員(都議会生活者ネットワーク/幹事長)質疑

2004年3月2日都議会本会議 大西由紀子都議
2004年3月2日都議会本会議 大西由紀子都議
「改正案は一定の理解はできる」としながらも、
「表面は事業者規制でも、行き着く所は子ども
自身の規制」、「性に関する健全な判断能力を
育成するための各種施策の点検が必要」と指摘。

大西由紀子議員の質問をダウンロード。(mp3 / 239k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_oonisi040302a.mp3

大西由紀子議員

次に青少年健全育成についてです。

不健全図書の包装や生セラ買取りの禁止など、女性やこどもの人権の視点から、また事業者に対して規制をかける大人社会の意思が示される観点から、今回の改正案は一定の理解はできるものです。

しかし、トータルに見た時、表面は事業者への規制としても、行き着く所は子ども自身の規制につながるものです。

今年一月、国連子どもの人権権利委員会は日本政府の第二回報告書に対し58項目の総括所見を出し、政府が青少年施策大綱を立案したことに留意しつつも、青少年施策大綱が包括的な行動計画ではないこと、大綱の立案、実施への子ども及び市民社会の参加が不充分であることを懸念するものである」と述べた上で、「権利擁護の仕組みを構築すること、市民社会及び若者と連携しながら同大綱を強化し継続的に見直すこと」を「今後の課題」と指摘し、包括的な行動計画や青少年、市民社会の参加を求めています。

今回の東京都青少年問題協議会の答申の「おわりに」には、「青少年を健全に育成するための方策には特効薬や万能薬のようなものは存在しないし、本答申の提言の有効性が及ばない世界が急速に広がっていることも否めない。生セラや有害サイトから青少年を守るための新たな方策の検討や子どもの自立支援、自分を守るための教育の推進なども不可欠である。青少年が希望を持てる社会づくりを進める総合的な対応無しには抜本的な改善は望めないことを強く明記すべきである」とありました。

規制だけではなく、子どもの育つ力を支援する施策の拡充が必要ですが見解を伺います。

また、子どもたちに今の社会がどのように見えているか、どのように変えたいのか、どのような支援を必要としているかなど、子ども自身の意見を聞く場を設けながら、子ども自身の力を引き出す施策への転換が必要です。

そのために、子ども参加をしながら今後の青少年施策を進める必要があると思いますが見解を伺います。

次に、現状で第18条の3には、青少年の性に関する健全な判断能力の育成を図るため、普及、啓発、教育、相談などの施策の推進に努めるものとするとあります。

性教育をはじめとして男女平等教育、メディアリテラシーなどの強化は、条例改正以前の喫緊の課題であるはずです。

近頃の子どもは手におえないと嘆いたり、親が悪いの罵ったり、教師がいきすぎだと処分する前に、科学的な性情報の提供と育ちを応援する眼差しが必要です。

性に関する健全な判断能力を育成するための各種施策の点検が必要であると考えますが、いかがでしょうか。

今回の改正では、夜11時から4時の深夜外出禁止の、親への努力義務も盛り込まれています。社会整備の不備が家庭へのしわ寄せとなっている情況がある一方で、子どものいる場所に規制をかけ締め出していくことになれば、新たな場所を求めて町をさ迷い歩くことにもなりかねません。

さらに、今回の罰則は、事業者や連れ歩いた大人に対するものですが、なぜその子がそこにいなければならないのか、子どもの真の姿が届くような実態調査が必要だと考えますが、見解を伺います。

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2004年3月2日都議会本会議三宅広人生活文化局長
2004年3月2日都議会本会議 三宅広人生活文化局長
東京都は「青少年を含む都民から電子メールなどにより
様々な意見が寄せられている」として青少年の意見に
応じた姿勢を見せているが、青少年を含む多くの都民
の意見は、条例改正案に対する反対・疑問の意見が
寄せられている。

三宅広人生活文化局長の答弁をダウンロード。(mp3 / 145k)
http://zirr.hp.infoseek.co.jp/togi_oonisi040302b.mp3

三宅広人生活文化局長

青少年健全育成に関する四点のご質問にお答えいたします。

まず、子供の育つ力を支援する必要性についてでございますが、今回、極度に悪化した有害環境を改善するために条例改正を提案し、大人や事業者に対する規制の強化を図るものであります。

一方、青少年の健全育成を図るためには、事業者や大人に対する規制とともに、青少年が自ら危険を避ける能力を育てることも重要でございます。

来年度から児童生徒を非行や犯罪被害から守るセイフティー教室を本格実施するなど、幅広く青少年施策の拡充に努めてまいります。

次に、子どもの参加を得ながら青少年施策を進めることの必要性についてであります。

今回の条例改正にあたっては、青少年問題協議会の検討の中で、有識者や関係業界からご出席をいただいて意見陳述をいただいております。

また、青少年を含む多くの都民から電子メールなどにより様々な意見が寄せられております。

今後とも青少年を含めた各界各層の意見を招致しながら青少年施策を進めてまいります。

次に、性に関する健全な判断能力の必要性についてでございますが、都はこれまでも青少年への普及啓発に努めてまいりましたが、青少年を取り巻く環境が著しく悪化していることから条例改正を行うことにしたものでございます。

今回の条例改正では、少女の着用済み下着の買受や風俗店への勧誘を条例で禁止することによりまして、大人や事業者等の性に関する誤った意識や行為に警鐘を鳴らすこととしております。今後とも条例の実施状況を踏まえて各種施策の充実に努めてまいります。

最後に、青少年の実態調査の必要性についてでございますが、青少年を取り巻く環境は著しく悪化し、有害情報が氾濫しております。

この状況を変え、緊急に改善し青少年を守る為に不健全図書の規制強化や深夜外出の制限、また深夜立入制限施設の追加などを内容とする条例改正を提案したところでございます。

今後、条例改正の実施状況を踏まえまして、親や大人、子供たちの意識と生活について把握に努めてまいります。


 

情報ソース
・平成16年第1回定例会
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2004-t1.htm
・都議会中継
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/index.htm

正確な情報をお求めの方は、東京都議会が発行する会議録を参照してください。

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リンク

■東京都議会
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/
・本会議の記録
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/teirei.htm

■東京都議会自由民主党
http://www.tky.3web.ne.jp/~tkyjimin/

■都議会民主党
http://www.togikai-minsyuto.jp/

■都議会公明党
http://www.togikai-komei.gr.jp/

■日本共産党東京都議団
http://www.jcptogidan.gr.jp/
■日本共産党東京都委員会
http://www.jcp-tokyo.net/

■東京生活者ネットワーク
http://www.seikatsusha.net/

■東京都
東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案 概要
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/02/20e2i101.htm
条例案概要 平成16年第一回都議会定例会
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/02/20e2i100.htm

■「有害」規制監視隊
東京都青少年の健全な育成に関する条例案 (条例案制定後の条例)
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/news/archive/2004/26.htm

東京都健全育成条例改定に反対する市民有志Webサイト
・東京都健全育成条例改定に反対する署名活動のご案内

http://www.savemanga.com/

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関連ページ

都健全育成条例改正資料/H16年第1回都議会予算特別委

都健全育成条例改正資料/H16年第1回都議会代表質問

資料/都知事施政方針演説・健全育成条例改正提案

資料/東京都青少年健全育成条例改正問題

「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部改正」についての意見

都条例問題資料/斎藤環委員「条例改正は気休め」

東京都青少年問題協議会答申&意見募集

資料/東京都青少年問題協議会答申原案

資料/都議会2003年4回定例会/健全育成政策

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(キタノ)
ki@tree.odn.ne.jp
http://zirr.infoseek.ne.jp/
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