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資料/都青少年健全育成審/第516回
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2003.11.17

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第516回東京都青少年健全育成審議会会議録(抜粋)
平成15年3月13日(木)
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index9files/516/516giji.pdf

○都民協働部長

 いつものことですが、事務方の動きについて簡単にご報告申し上げます。

 ビデオ自動販売機の自主規制についてでございます。年齢識別装置等の設置台数につきましては、2月と比べますと、若干進捗したという程度で、今、伸びが少し止まっております。というのは、もう最後のところにきておりまして、なかなか協力をいただけない業者さんが若干残っているという状況でございます。数がもう限られてきており、胸突き八丁に近づいているのではないかと思っております。業界のほうは、売上高がかなり減っているという嘆きが聞こえているというところでございます。トータルの自動販売機の数ですが、大分減ってきておりまして、届出レベルでございますが、3月時点で1,087台という台数になっておりますが、そのうち廃止が予定されているのが39台、それから、いわゆる健全育成という視点から問題が全くないのが41台ということで、実質、私どもが関心を示すべき自動販売機の台数は概ね1,000台程度になったということでございます。そのうち、装置の取り付けを予定しているけれども、まだ実行されていないのが大体126台というところで、若干の数字の変動はございますが、今、9割弱のところで止まっているという状況でございます。一月ごとの動きはこれからちょっと鈍るかもわかりません。また、設置しても稼働させていないという状況の問題もどうしても出てまいりますので、それも併せまして、うちのほうの対応を進めていきたいと思っております。

 それから、雑誌等の区分陳列の問題でございますが、コンビニエンスストア、一般の書店を含めて区分陳列をお願いしているわけですが、なかなか完全にはいかないという状況がございます。区分陳列に関しては、書店あるいはコンビニエンスストア、販売するところの負担がかなり大きいというのが実態のようでございます。出版サイド、あるいは流通のほうの協力がないとなかなか進まないというところがございます。今、出版元のほうも含めまして、従来より一緒に考えていこうという動きが大分強くなっております。引き続きご協力を求めていきたいと思っております。

 次に、今回、2月24日付で警視庁の人事異動がございました。今までの諏訪委員が練馬警察署長にご栄転され、後任として、目黒警察署副署長でいらした森迫親正さんが委員に就任されましたので、ご紹介申し上げます。

森迫委員 森迫でございます。2月24日付で目黒署副署長から、少年非行対策官を命ぜられまして着任いたしました。少年対策ということになりますと初めて関わる分野でございます。皆様方にいろいろとご指導いただきながらやっていきたいと思います。少年の問題というのは21世紀を担う子供達の問題ですので、われわれも真剣に考えていかなくてはいけないなと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。

○会長 

 それでは、次に不健全図書の諮問について、事務局からご説明をいただきたいと思います。

○調整担当課長 諮問第819号をご覧いただきたいと思います。不健全図書の指定でございますが、お手元の諮問文2ページをご覧ください。ここに記載された7誌の雑誌は、条例による認定基準に基づき指定図書の候補として選定したものでございます。認定基準は、ご案内のとおり、諮問文の4ページから5ページにございます。

 では、3ページの認定基準該当箇所一覧をご覧いただきたいと思います。

 1 「漫画ストロング」平成15年3月号(株)笠倉出版社。これは、認定基準のアの(ア)及び(イ)に2ヵ所、アの(ア)に1ヵ所ほど該当すると思われます。

 2 「問題実話」平成15年3月号(株)桃園書房。認定基準アの(ア)及び(イ)に1ヵ所該当する箇所がございます。

 3 「増刊特冊新鮮組」特冊新鮮組4月1日増刊号、竹書房。これは認定基準のアの(ア)及び(イ)、認定基準アの(ア)に該当すると思われます。

 4 「裏モノJAPAN」平成15年4月号、鉄人社。認定基準アの(ア)及び(イ)、アの(ア)に該当すると思われます。

 5 「BUBUKA SPECIAL volume.9」お宝ワイドショー平成15年4月号増刊(株)コアマガジン。これは、認定基準アの(ア)及び(イ)に2ヵ所ほど該当すると思われます。

 6 「Girls MIX 、ウィンドウズROM!」平成15年3月号別冊(株)MCプレス。これは、認定基準アの(ア)及び(イ)に3ヵ所ほど該当する箇所がございます。

 7 「Windows Power JUMBO 、平成15年3月号(株)エンターブレイン。これはディスクの2、3、4の大部分について認定基準アの(ア)及び(イ)に該当する部分がございます。これはCDのディスクでございますので、後ほど映像によってご覧いただきたいと思います。

 これらの本は、本年の2月14日から3月3日にかけて購入いたしたものでございまして、151誌187冊の中から選定したものでございます。

 これら7誌の過去1年間の指定実績は、諮問文2ページの表の中にございます「過去1年間の指定実績」のとおりでございます。

 条例に基づく自主規制を行う団体からの意見聴取でございますが、今回、この諮問に当たりまして、平成15年3月10日に出版業界、書籍取次業界、書店・コンビニ業界の代表に集まっていただき、諮問候補図書に関する意見の聴き取りを実施いたしました。

 その際、前回の審議会で委員の方から、「子どもや孫と一緒に見られない、そのようなものを自主規制団体の人たちは少しも卑猥でない、大丈夫だと考えているのか疑問に思う」とか、「業界の常識と私たちの常識との違いについて聞いてみたい」などの意見があったことについては、自主規制の打ち合わせ会においてお伝えいたしました。

 さて、意見聴取の結果でございますが、2番の「問題実話」、4番の「裏モノJAPAN」、5番の「BUBUKA SPECIAL」 、6番の「Girls MIX」 、7番の「Windows Power JUMBO」につきましては、指定やむなしとの意見か、または賛否相半ばしたのでございますが、1番の「漫画ストロング」、3番の「増刊特冊新鮮組」につきましては、指定に否定的な意見が」目立ちました。具体的にはお手元の資料をご覧いただきたいと思います。 出席者の意見の主なものをまとめたものでございます。

 1番の「漫画ストロング」が、これは指定に賛成の意見の方が少なかった雑誌でございます。指定に賛成の立場からは、卑猥感があり、表紙は大人向けであることがかえって問題である。絡みとか、フェラチオの描写があり、青少年の性の手引書みたいである。写真の部分の修正が甘いように思う。という意見でございます。反対の意見としましては、際どさはあるが修正されている。大人の購読層を対象にした雑誌で大人向けであるということ。露出度はそんなに高くないし、コミック部分の性描写もそんなに露骨でないので、許容範囲である。という意見でございます。また、グラビアはなぜ該当するかわからないという意見、女性をかなりデフォルメして描いているのでリアル性がない。卑猥感はないのではないか。というような発言がございました。

 2番目の「問題実話」です。これは指定に賛成の意見が多かったです。袋とじだから、余計青少年が見てみたいという感じになるのではないか。ザーメンの描写があり卑猥である。という意見でございます。反対の意見としては、大人向けに作成してあって、袋とじは購入して開かないと見えないから指定の必要はないのではないか。報道的要素のある雑誌は指定になじまないのではないか。そのような意見もございました。

 3番目の「増刊特冊新鮮組」です。指定に賛成の意見として、大腿部を開いた描写ばかり、モザイク処理がかえって卑猥感を増加させているのではないだろうか。というような意見でございます。反対の意見ですが、下のほうから5行目ぐらいですが、修正されている。実話誌だからコンセプトが大人向けになっている。青少年が購入するとは思えない。また、修正が十分なされている。というような意見もございました。

 4番目の「裏モノJAPAN」でございますが、指定に賛成の意見は、絡みの表現が多く、修正も不十分である。こういう内容の本には成人マークをつけたほうがいいのではないかというような意見でございます。反対の意見としては、際どくないし、修正があるので問題ない。また、処理されており、臨場感がなく卑猥ではない。映像が不鮮明である。というような意見がございました。

 続きまして、5番目「BUBUKA SPECIAL 」でございます。指定に賛成の意見でございますが、処理が不十分であり、卑猥感がある。指定もやむを得ないぐらいの迫力がある。というような意見でございます。それから、反対の意見としては、内容的には刺激するかもしれないけれども、それほどでもないのではないか。十分修正処理されていて、ほとんど見えないのではないか。消しが入っているから許容の範囲である。というような意見がございました。

 6番目「Girls MIX 」でございますが、指定に賛成の意見として、器具、指を使用した場面がはっきり写っており、強烈である。修正が甘い。ビニール袋に入れて販売するような図書ではないか。というような意見です。反対する意見としては、処理されて見えないように配慮してある。モノクロ写真は不鮮明だからいいのではないか。絵柄から見ても大人向けであって、陳列方法の問題だろうというような意見もございました。

 それから7番目、これはCD−ROMの中ですが、指定に賛成の意見として、最悪である。アダルトビデオの紹介ものであり、アダルトビデオは18歳未満は当然禁止だから、無条件で指定該当である。という意見がございました。反対の意見としては、かなり卑猥感を感じたが、CD−ROM全部を見ないとわからない。CD−ROMの内容を確認ができないから自主規制にはなじまないのではないか。というような意見がございました。

 自主規制の会議での意見はそのようなものでございました。

 事務局では、これらの意見を踏まえまして検討いたしました結果、反対の意見が多かった1の「漫画ストロング」、これは3タイトル指摘しておりますが、1番目の「卑猥妻の性生活」はある程度修正されているとはいえ、性交場面の描写がリアルであり、せりふも卑猥であること。また、次のタイトル「若妻の熱い肉体」は全体的に性交場面が多く、陰部の描写にもリアル性がある。また、3番目のタイトル「妹はマティテュード」は、大腿部を開いた肢体やポーズが卑猥である。それから、修正漏れと見られる部分もあり、これらは青少年の性的感情を著しく刺激すると考えております。

 また、3番目の「増刊特冊新鮮組」でございますが、2ヵ所指摘しておりまして、まず、タイトル「告白淫花」でございますが、これはある程度修正されているとはいえ、大腿部を開いた肢体、局部の描写、性交場面などが卑猥であり、青少年の性的感情を著しく刺激すると考えております。また、タイトル「素人庭園」は、ある程度修正がなされているとはいえ、大腿部を開いた肢体、局部描写や器物挿入等、卑猥な描写があり、青少年の性的感情を著しく刺激すると考えております。

 これらの2誌も含め、7誌につきましては、大人向けの雑誌なので青少年は手に取らないというような意見もございましたが、表紙の表現が手に取りにくいとは言えないこと、また、これらの雑誌が青少年が容易に手に取れる販売状況であり、購入が十分可能であることから、一定の制限をする必要があると考えております。したがいまして、7誌につきまして審議会の意見を求めることとしたものでございます。よろしくご審議のほど、お願いいたします。

○会長 ありがとうございました。ただいまの説明について、ご質問ございますでしょうか。

 ございませんようでしたら、図書の審査に入りたいと思います。よろしくお願いします。

(図書調査)

○会長 それでは、CD−ROMのほうをひとつお願いいたします。

○事務局それでは「Windows Power JUMBO 」です。これにはCD−ROMが4枚ついて、おりまして、そのうち3枚、ディスクの2、3、4が該当すると思われます。それぞれ33から34編のアダルトソフトの紹介版という形になっております。その中から、ディスク2とディスク3をご覧いただきます。最初は、ディスク2の「女優もの」という分類の中から「丸ごとオイカワナオ」と題するものをご覧いただきます。次に、ディスク3の中からご覧いただきます。「やりまくり」という分類の中に「13時間16分」と題するソフトの紹介版が入っております。

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

○会長 それでは、各委員からご意見をいただいてまいりたいと思います。

○■■■■ 全部指定をしていただきたいのですが、4番のところの一番最後に書いてある「同誌は再録である。今回指定するとなると以前発行された(非指定)ものはどう考えるのか」と、こういうことを自主規制団体が言っているのでしょうけれども、いつこんなものが出ていたのですか。

○調整担当課長 彼等の情報によりますと、この雑誌は過去に掲載されたものの再録であるというようなことをいっているようですが、過去たまたまそのような本が買えなかった、ということでございます。

○■■■■ 答えになっていないんじゃないですか。これは、この鉄人社というのが発行して、そして、それが過去にこういうものを出したけれども、いつか知らないけれども、それがそのときは非指定であるから、今これを指定するというのはおかしいじゃないかと自主規制の委員のどなたかが言っているわけでしょう。だとすれば、この非指定にされた本は何だったのでしょうかと聞いているんです。

○都民協働部長 基本的に膨大な量から買っておりますので、以前買ってあるかどうかも含めて、私どもで確認できなかったということです。いついつのどの時期ということが明確になれば、それは確認できることもあるかもしれませんが、その時期が不明確なままでは難しいだろうと思います。

○■■■■ その意味はわかるんです。だから、そういう場合には、そのたくさんある中で、われわれはそれを見ていないから指定していないのであって、だからいいということにはなりませんよと言わなければいけないわけでしょう。

○都民協働部長 当然そういうことでございます。

○■■■■ それを言っているわけです。

○会長 それでは、■■■■、どうぞ。

○■■■■ 全誌指定でお願いいたします。

○■■■■ 全誌指定でお願いします。それで、このCD−ROMですが、これは一見、雑誌だけ見ると内容は全然わからなくて、実際に買ってみて映像を見るととんでもないもので、こういうのははっきり成人指定にして、コンビニなどではまた別の区分陳列みたいにするような方法というのはできないものなのでしょうか。コンビニは、小学生から大人まで誰でも利用するところですよね。ジュースを買ったついでに、何かを買ったついでにちょっと見れる部分ですので、特にしっかりその部分は成人向けと青少年向けは区別していただきたいというのが希望です。

○会長 わかりました。CD−ROM付き雑誌も、成人向きであればコンビニで区分陳列しなければいけないわけですよね。

○都民協働部長 当然のごとく、そうでございます。

○会長 そうすると、今日出てきたCD−ROM付きのものは区分陳列されていないところからお買いになったわけですね。

○調整担当課長 そうです。

○会長 そういうわけでございます。それでは、庄司委員、どうぞ。

○■■■■ 全誌指定でいいと思います。自主規制団体からの聴き取り調査の資料で、2番とか3番に「報道的要素のある雑誌で、指定誌になじまない」という意見がありますけれども、この「報道的要素」というのは全く理解に苦しむ説明でして、説得力のない言い方だなと、ちょっと意外な感じを持ちます。以上です。

○■■■■ 全件指定でいいと思います。ちょっとお尋ねしたいのですけれども、コンビニという購入場所ですが、コンビニの中にも大手というか、チェーン店というか、そういうコンビニもあるし、あるいは個人的にやっているのもあると思うのですが、この購入場所のコンビニの種類というか、位置づけというのは、わかるのでしょうか。

○会長 事務局からどうぞお願いします。

○■■■■ どういうコンビニで販売されているかというのは、はっきり出すとまずいのですか。

○都民協働部長 固有名詞はちょっと省略させていただいて、全体の感じをお知らせしますと、今回の場合については、比較的大手と思われるところが半分以上を占めております。

 どこまでを大手という表現にするのかは別ですが、私自身が見ても、七つのうち六つはよく知っているところでございますね。一つは余り聞いたことがないところでございますけれども。ですから、多分ここにおいでの方は皆さん知っているところが大部分というふうにお考えいただいてよろしいかと思います。どこで買ったかということに関して、私どもも、それも含めて公表するべきかどうかという問題も事務的にはいろいろ検討はしているのですが、やはり売っているところだけの問題ではないので、指定前の話ですから、そういう意味で、企業名そのものをすぐ出すのがいいかどうかということはまだ決断ができないというところでございます。お答えになったかどうかわからないですが。

○■■■■ 思いますのは、当然、販売をする店といいますか、大手であれば、こういうものを販売していいか悪いかというのは検討されていると思うんですよね。いろいろな商品、食品でも今すごく厳密にやっているじゃないですか。ということは、今ここに購入してきた場所についても、当然これは販売して適当だと思って流していると思うのですけれども、そういう意味での事前の調査みたいなものはやっているのかということはどうなんですか。それはわかりませんか。

○都民協働部長 コンビニエンスストアが事前に調査をしているかという意味ですね。

○■■■■ ええ。

○都民協働部長 コンビニエンスストアの協会のほうでは、基本的に成人向け、あるいは18歳未満は禁止というものについては置かないというのが、大手コンビニエンスストアの考え方でございます。自主規制でございまして、条例でいう表示図書に該当したものは置かないということです。

 グレーゾーンの雑誌については、出版元が出版して、取次を通して、ある部分、コンビニの本部が関与した後に、コンビニエンスストアの店舗のほうにおりていきます。どこでどうチェックするかというあたりは、今の段階では十分掴みきれておりませんが、それがコンビニエンスストアで一番問題になってくるところでもあろうと思うのです。ですから、販売サイドだけに責任を押しつけていいものなのか、出版や流通サイドがもう少し自主規制するべきではないのか、というあたりが、業界とご相談しているところでございます。

 われわれが、最も大きな問題の一つであると考えている、いわゆるグレーゾーンと称している部分もそこにあるわけでございまして、そういう意味では、非常に難しいというのが今の出版と流通を含めての状況でございます。われわれは、それを一歩進めていってほしいということを申し入れながらご相談している、そんな状況でございます。

○会長 よろしいですか。それでは、■■委員。

○■■■■ 全誌指定でお願いします。

○■■■■ 全誌指定でいいと思います。

○■■■■ 全誌指定でいいと思います。

○■■■■ 全誌指定でお願いします。

○本間委員 全誌指定でお願いします。

○森迫委員 全誌指定でお願いいたします。

○会長 私も全誌指定に賛成です。これを見ますと、購入場所がコンビニがほとんどを占めているわけでして、やはりコンビニにかなり問題が多いというふうに伺われます。

 ですから、特にコンビニには、あらゆる人がいろいろ出入りいたしますので、この辺をどうしたらいいかということ、もう一つは、CD−ROMが、一見表紙から見ると全然関係がないように思うのが、買って中身見ますと、ものすごいのがあるという程度の悪さ、そういうものが堂々と売られている。そういうところをどうしたらいいかというのがこれからの課題になってくると思います。委員の皆様方からのご意見や、事務局での業界とのお打ち合わせなり何なりをぜひ積極的になさっていただいて、もう少し規制について何ができるのか、どういうふうにしてできるのか、ぜひご検討いただきたいとお願いをしたいと思います。

 特にほかにご意見等ございませんでしょうか。

 本日諮問された図書につきましては、委員の全員の皆様が指定に賛成ということでございますので、そのように答申いたします。

○会長 

 事務局から報告事項をご説明いただきたいと思います。

○調整担当課長 最初に、都民からの申出の受付状況でございますが、前回の審議会以降、3月12日までの間の申出でございます。条例関係で2件ございまして、いずれも不健全と思われる雑誌とコミックに関する通報でございました。いずれも、指定候補の選定の参考として購入して審査しております。

 それから、2番目の報告事項でございますが、区分陳列を一層促進するために、現在、業界の代表と継続的に話し合いをしているという状況でございます。東京都としては、都民の目で見て、変化がわかるような方法を業界の自主規制の形で実施してもらうように強く働きかけているところでございます。具体的には、版元、取次、販売の3者が一体となって区分陳列の促進を図ってもらうこと。特に、販売サイドが容易に区分できるような標識なりを明確にするような方法も検討していただきたいということで、版元と取次サイドに対して、書店が区分陳列しやすいような方法を考えていただきたいということでお願いしているところでございます。

 また、青少年に最も影響があると思われますコンビニ業界に対しては、さらに2月13日に改めて協力の申し入れを行ったところでございます。フランチャイズチェーン協会に入っております大手チェーンで、健全育成のためにキャンペーンを年度末、年度始めに実施するということを聞いております。また、区分陳列の一層の促進のために今後更にどんな工夫ができるかということを、今、継続的に協議しております。その中で、先ほども話題になった、いわゆるグレーゾーンの本について、コンビニとしての選別の基準を示していただきたいということ、また、現在、区分陳列の形態がラック等の部分で判然としないところがございますので、そのことについても検討していただきたいと、申し上げております。私ども、2月13日の会議に参加した時に、現実にコンビニで売られている本の中から指定の本が出ているという現状は強く申し上げておりますので、その辺を中心に、今後協議していきたいと考えております。

 それから、映画の関係でございますが、優良映画の推奨につきまして、もう少しきちんとPRしていったほうがいいのではないかというようなご意見がございます。今までは不健全図書類と一緒に優良映画も印刷して通知しており、そのために学校等に配られていないというような問題がございました。優良映画は優良映画で独立してはがきを印刷しまして、小・中・高等学校に通知してPRしていきたい、そのほかに、東京都のホームページにも掲載して、より一層のPRを図っていきたいと考えております。

 それから、いわゆるビデオ等の関係でございますが、映像関係の業界全体の実態がはっきりしない面がございますが、今後、定期的にビデオソフト倫理協議会、コンピュータソフトウエア協議会、実際に販売するほうのビデオブック協議会等を入れまして、4月以降、自主規制の強化という意味で定期的に話し合いを進めていきたい、と考えております。

 自販機関係でございますが、装置の取り付けがかなり進んでいることは先ほどもお話ししましたが、今後、それを実際にどういうふうに稼働させていくのかということ、機械は付けたけれども、実際は動いていないということでは全く意味がございませんので、今後はその辺を重点に調査と指導を行っていきたい、と考えています。

 最後に、新しい委員が大分増えましたので、書店、ビデオレンタル店、コンビニ、自動販売機等について、平成13年に行ったような視察をやりたいと考えています。5月の連休明けにでもそのような機会を設けるように、これから詰めていきたいと考えております。報告は以上でございます。

○会長 ありがとうございました。ただいまいろいろご説明がございましたので、ご質問、あるいはご意見等をぜひいただきたいと思います。いかがでございましょうか。

○■■■■ 前回の視察では、三鷹を見せてもらったのですが、そのような形式の他に、私は映画館なども委員の皆さんに見ていただいたほうがいいと思います。いろいろなことをどうぞひとつ積極的にやっていただきたい。

 それから、われわれが指定した図書について裁判で訴えられているということがありましたね。その後、裁判はどういうふうに進行されていますか。

○会長 宝島社の関連ですね。

○調整担当課長 1月に16回目の公判がありました。そこでは、今回まさに問題になっている雑誌以外の指定誌について、指定の基準、どこをどういうふうに指定したのかということについて説明を求める、というような文書が相手側から出されました。それに対して東京都は、それは今回の事件とは関係ないということで説明を拒否しました。そうしたら、今度は、宝島社が出している本で、実際に指定された本、あれは4回指定されているのですが、それと、それ以外の本でも同じ内容・コンテンツで発行しているのになぜ指定されなかったか、というようなことについてまた都の説明を求める、という話があり、4月中旬に次回の公判が開かれるということになりました。したがって、結審はもう少し先になるのかなと思います。

○■■■■ では、今、裁判でお互いにジャブをやっているところですね。回答書をよこせということをやっているわけね。それで答えているわけでしょう。そういうことですね。

○調整担当課長 そうです。

○都民協働部長 準備書面のやりとりですね。それと、証人申請についても、相手方のほうが申請してくるので長引いてきたということがございますので、われわれのほうは、もう少し早めに結審して判決が出るのではないかと思っていたのですが。

○■■■■ 裁判というのは、ご承知のように、やはりこちらが主張しないとだめですから、きちんとした弁護人をつけて負けないようにしないと、負けたらこれは大変なことになってしまう。どうぞひとつその辺はきちんとした論陣を張ってしないと。腹をくくって、対応していただきたいと思います。

○都民協働部長 問題となっている雑誌は、今日、見ていただいたものと同じもので、しかもボリュームがもっとあるものですから、これが負けるようになった場合は大変なことになると思っておりますので、肝に銘じて進めていきたいと思います。

○■■■■ どうぞお願いします。

○会長 ほかに何かございませんでしょうか。

 ちょっと私から吉田委員にご質問したいのですけれども、優良映画の指定結果を各学校にご連絡くださるような措置をとりたいという事務局からのご提案がありましたけれども、そういうことで学校側としての受けとめ方というか、何か考えられることがありますでしょうか。PTAとしても応援するとか。

○■■■■ こういういい映画があるという紹介は今までにも学校にあったのですけれども、いざ自分の学校で上映するとなると、やはりなかなか校長先生が時間がないということもありまして・・・。例えば、わりと小さい映画会社などが日本PTAの推薦した映画を学校に持っていきまして、学校の中で上映してくださいということを校長先生たちにお願いしたことはあったのです。しかし、自分の学校の中だと、どうしても時間が取れないとか、いろいろな制約があって無理だということ、一方、近くの市民文化会館とか、そういうところではどうですかという話もあったのですけれども、そこへ行くまでに事故があったら困るとか、そういう問題をトップの方は心配するようです。実際に自分の学校の子どもを連れて行くとか、学校の中でということには、ちょっと問題が多いようで、なかなか実現していない部分が多いようです。だから、学校から親や児童・生徒にお知らせはしてくれるとは思うのですけれども、それ以上のことは今の段階では無理ではないかというふうに思います。

○会長 ありがとうございました。でも、お知らせすることはしていただけるのですね。

○■■■■ それは、してもらえると思います。

○会長 それで、各ご家庭で、行ってみようかというようなお気持ちで見に行く、こういう形になるわけですね。

○■■■■ そうですね。かなりお忙しいみたいで、教育委員会以外からきたものについ ては、なかなか積極的に取り上げていただけないというのが今までの実情のようです。どんなにいい映画であっても、学校から積極的に発信するというのはなかなか無理みたいですね。

○会長 先ほど事務局のほうから、今度、不健全図書の指定の通知以外に、学校のほうにご連絡をしてというお話がありましたので、今のような現状のようでございますので、ぜひ方法論をよくご検討いただいて、効果の上がるようにやっていただきたいというふうに思います。

○■■■■ 教育委員会からの推薦というと、どの学校もすぐ動いてくれるのですけれども、教育委員会というのが入らないと、なかなか学校単位、トップの先生の判断では動かしづらいというのが今の現状だと、周りで思っております。

○■■■■ 発言していいですか。余計なことを言うようだけれども、多少わかるから申し上げるのですけれども、やはりPTAの中から推薦が上がってくると、ある意味において企業が営業の形で押しつけているように思われてしまうところもあるんですよね。そうではなくて、今おっしゃったように、もちろんここを通して教育委員会の推薦となれば、土曜日などは休みになるのですから、どこどこの劇場に、しかも学割というような形でみんなで社会見学しながら見に行く、こういうような形になればやりいいかもしれませんね、現状を考えると。どうですか。そういうことでしょう。

○■■■■ そうですね。

○■■■■ そうではなくて、ただPTAというと、中には拒否反応で、今の学校の先生はなるべく働きたくないという者もいますから、そんなよけいなことをやって、けがでもさせたらどうするんだという理論にすぐなってしまうんですよ。そうではなくて、やはり教育委員会で、こういういい映画ですからということで推奨し、健全育成審議会でも推薦し、学校行事の一つとして、こういういい映画を見ようではありませんかというようなこ、とになっていけば、見るということは可能だと思うのです。余計なことですが、現状はそうだと思いますよ。PTAだけが走ってしまうと、誰か映画に関係のある者がいて、それで流しているというふうに思われがちになってしまう。現状はそういうところがあると思いますね。

○■■■■ せっかく東京都が推薦したのですから、申し込まれた会社に対し、もっと積極的に宣伝しろということを言ってほしいと思うのです。東京都推薦というタイトルが場合によってはなかったりします。私どもの映倫も青少年映画審議会というのがありまして、推薦をやっているのですけれども、私は、できるだけ会社の人には推薦をとるよう、もっと積極的にやってくださいとお願いしているんです。宣伝するほうは、ここに推薦を持ってくるということは観客動員を増やそうと思ってやっているわけですから、せっかく都の推薦が決まったものを、タイトルに入れないというのはもったいない話だと思います。だから、推薦する文書を出すときにそのことをよく言っていただければ、少しは効果が上がるのではないかと思います。

○■■■■ そのとおり。例えば、私の墨田区は「本日またまた休診」をみんな見ているんですよ。それは、おっしゃったように、その会社の人たちが教育委員会に行って「こうですよ」とアクションを起こしているからで、まさにおっしゃるとおりだと思いますよ。

○会長 ここの審議会にも教育庁からお1人委員が出ていらっしゃいます。東京都青少年健全育成審議会というのはどういうものなのかということを、教育庁を通じて管下の学校に名前を周知していただき、こういう優良映画の推薦をしていますよというような情報を教育庁を通じてやっていただければ、少しは受けとめていただけるのではないかというふうにも思います。教育庁のほうともよくお話し合いをしていただいて、せっかく指定するのですから、効果のある方法で学校のほうに周知をしていただければというふうに思います。

○都民協働部長 私どものほうも、実質的に機能するようにぜひやっていきたいと思います。ぜひ実のある事業の進め方にしていきたいと思っておりますので、足りないところはまたその都度ご指摘いただいて、初心に返ってやっていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

○会長 ぜひよろしくお願いいたします。


 

第516回東京都青少年健全育成審議会出席者名簿
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index9files/516/516meibo.pdf

第516回東京都青少年健全育成審議会出席者名簿

鈴木富夫 出版倫理協議会議長
松尾守 映倫管理委員会事務局長
伊藤廣幸 日本フランチャイズチェーン協会CVS担当部長
四倉美知子 東京母の会連合会少年補導員  欠席
堀口敬子 東京都地域婦人団体連盟青少年部副部長
吉田千恵子 東京都公立中学校PTA協議会
山本賢太郎 東京都議会議員(東京都議会自由民主党)
山田忠昭 東京都議会議員(東京都議会自由民主党)
山下太郎 東京都議会議員(都議会民主党)  欠席
谷村孝彦 東京都議会議員(都議会公明党)
瀬戸純一 毎日新聞社論説委員  欠席
庄司正 東京新聞編集局文化部長
徳永文一 読売新聞東京本社論説委員  欠席
石ア富江 日本善行会常務理事
本間勝弘 東京法務局人権擁護部長
山下武子 東京少年鑑別所長 欠席
森迫親正 警視庁生活安全部少年育成課少年非行対策官
嶋津隆文 生活文化局総務部長  欠席
鈴木昭 福祉局児童相談センター次長  欠席
江上真一 教育庁生涯学習スポーツ部主任社会教育主事  欠席


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(キタノ)
ki@tree.odn.ne.jp
http://zirr.infoseek.ne.jp/
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