|
2003.7.17
古写真超高精細画像データベースの収蔵写真 皇居桜田濠と陸軍参謀本部/明治撮影
新しいデータベースがインターネットで公開されると、必ず行って使ってみるという習慣が私にはあるのですが、最近これイイ!(´ー`)と思ったデータベースのひとつに、長崎大学が作った幕末・明治期 日本古写真 超高精細画像データベースがあります。
上の画像は、日本古写真
超高精細画像データベースに収蔵されていたデータのひとつで、幕末から明治期までの歴史的に価値のある貴重な画像データが収録されています。
古写真超高精細画像データベースの収蔵写真 皇居桜田濠と陸軍参謀本部/明治撮影 拡大表示させても圧縮していないので展開劣化が無い。
このデータベースの特徴は、「超高精細画像」と銘打っていることでわかる通り、画像データが超高精で、拡大してもデータ圧縮による劣化がほとんど無いという点です。
それもそのはず、写真は極めて細密にスキャニングされた状態でデータ化されており、表示フレームや画像の拡大率に応じてデータをデータベースからその都度「まったく圧縮されない状態」で送信しているので、原写真の映像がインターネットを通じてクライアント側で再現できるようです。
上の写真は、陸軍参謀本部(当時)の建物部分を拡大表示させたものです。
細かい色や、写真のわずかな傷まで、見事に再現されています。
古写真超高精細画像データベースの収蔵写真 生麦事件の現場/F・ベアト撮影
これは生麦事件の現場の写真だそうです。教科書や小説の中でしか知らなかった歴史的事件を、想像によるイメージによってではなく、写真で確認できるという体験はなかなか刺激的です。
西暦でいうと1862年ですから、プロイセンでビスマルクが鉄血演説をやっていて、アメリカではリンカーン大統領が南北戦争を戦って奴隷解放計画を立てていた時代。
生麦事件ってたしか、武士がイギリス人を切り捨てて国際問題に発展するきっかけになった事件でしたよね。
で、生麦事件をきっかけに日本では翌年、薩摩と大英帝国との戦争が始まって、大英帝国の軍事力の強大さを体験して「このままだとマジで日本はやべーよ」と武士たちが実感し、明治維新への動乱が加速していく…。
今の国際情勢や日本と重なるところがなきにしもあらず、と思ったりして。
古写真超高精細画像データベースの収蔵写真 イギリス海軍基地/下岡蓮杖?撮影
この写真は、イギリス海軍基地です。もちろん日本で撮影されたもの。
撮影者は下岡蓮杖らしいです。
下岡蓮杖は、1861年に横浜で日本で最初の写真館を作った人ですね。
古写真超高精細画像データベースの収蔵写真 吉原/撮影者未詳
これは吉原の写真。
映画やドラマでは吉原という名前や場所を見かけることがありますが、本物の吉原は、この写真で始めて見ました。
思ったり大きくて立派ですね。テレビドラマで出てくる武家屋敷のイメージに近いかな。
この建物の中で、いろんな人が、いろんな人生ドラマを繰り広げていたのかなぁ、などと思ったりして。
壁に顔が見えるとか心霊写真だとか言って騒いではいけません。(笑)
───────────
古写真超高精細画像データベースを利用するは、専用のプラグインをインストールする必要があります。
写真一枚一枚に解説文がありますので、解説を読みながら昔の美しい風景を楽しむのも一興でしょう。
───────────
リンク
■長崎大学 ・幕末・明治期 日本古写真 超高精細画像データベース http://zoomphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/
|