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イラク戦争報道管制問題(その9)
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2003.4.15

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批判ばかりで不公平だという声もあるようですので、今回は評価できる点は評価したうえで、批判すべき点を批判します。


NHKが「米軍、バグダッド中心部を攻撃」のニュースで
米兵、戦車、報道官の映像ばかりを放送していた2003年4月6日、

バクダッドではイラクの少年が砲撃を受け激痛に耐えていた。
全身火傷。両腕切断。

まず、訂正というか、加筆修正しなければならない点を書いておきます。

前回のイラク戦争報道管制問題(4月10日掲載)で、私は、上のアリ・イスマイル・アッバース君の写真に「日本では全放送局がこの映像の放送を自主検閲」というキャプションを書きました。

このキャプションには、「2003年4月9日時点では」という前提がつきます。したがって、現時点(2003年4月15日)は当てはまりません。

実は、2003年4月10日、上の映像を無修正で放送していた番組がありました。

それは、TBSのNEWS23です。

秒数にして数秒程度だったと思います。最初に日本で放送されたのは、私が知る限り、TBSのNEWS23が最初のようです。

(NEWS23関係者が私のサイトを見て映像を使ったとは思えないので、この日に放送されたのはたぶん偶然でしょう。…ということにしておきます。)


ほとんどの局が自主検閲するなか、TBSサンデーモーニングは
2003年4月13日この映像を放送し、戦争の見えなかった事実を伝えた。
「報道のTBS」の復活を印象づけた。

TBSは、4月13日のサンデーモーニングでもアリ君の映像を約30秒にわたって放送しました。

私が確認したかぎりでは、上の映像を放送した日本の放送局は、いまのところTBS以外存在しないようです。


2003年4月13日TBSサンデーモーニング
サンデーモーニングはアリ君の家族10人が空襲で殺されたことや
アリ君の夢が医者になることだったなど詳しく報道。
民衆の視点を無視しない報道姿勢を貫いた。

TBSは、かつて「TBSは死んだ」と筑紫キャスターから言われていたことがありました。

しかし、日本国内の他局との相対的な評価ですが、イラク戦争における民衆被害事実を正確に伝えようと努力したように見えますし、「民衆の視点を無視しない報道」を絶やさなかったその報道姿勢は、他局との違いを示しただけではなく、「報道のTBS」の復活ぶりを印象づけたようにも思えます。

もちろん、文民(非戦闘員)被害の実態告発映像は、他の民放やNHKで放送されていないというわけではありません。

テレビ朝日のニュースステーションは、TBSほど衝撃的な映像を出してはいませんでしたが、民衆被害の実態を映像として見せていましたし、現地取材をしているジャーナリストが民衆被害の実態を早い時期から報じていました。

ただ問題は、TBS以外のテレビ局、特にフジテレビと日本テレビ、そしてNHKです。

この三局が文民(非戦闘員)被害の実態告発映像を比較的多く出すようになったのは、バクダッドがアメリカ軍によって攻略され、国内に「戦争終結ムード」が漂い始めた4月10日以降からです。


2003年4月12日、日本テレビの「今日の出来事」が報じた映像。
爆死したイラク人の遺体のの破片。手の部分。
3月の開戦直後のバクダッド空襲の映像を、なぜ
終戦ムードが漂い始めた4月12日になってから報じたのか!?

たとえば、日本テレビの「今日の出来事」(井田由美キャスター)は、イラク民間人被害の実態についての特集を組み、イラクの文民被害の実態を詳しく報じましたが、その特集が放送されたのは、終戦ムードが漂い始めた4月12日になってからでした。

4月12日の「今日の出来事」のイラク文民被害特集で使われた映像には、上のような凄惨な映像も含まれていました。

しかし、この映像は、3月のイラク開戦直後のバクダット空襲の時に撮影された映像です。「今日の出来事」は、映像が開戦直後の映像だったことを、視聴者にまったく説明していませんでした。

この映像がいつどこで誰が撮影したのかをなにも知らずにテレビを観ていた人は、バクダッド市街戦が始まってからの映像だと勘違いしたはずです。

なぜ、日本テレビの今日の出来事は、撮影された3月の時点ですぐに放送せず、ずっと温存したまま終戦ムードが広がった4月12日になってから放送したのでしょうか?

なぜ日本テレビは、開戦直後の凄惨な映像を、2週間近くも視聴者に隠しつづけたのでしょうか?

4月12日の今日の出来事のイラク文民被害特集では、「ブッシュサンキュー!」とカメラに向って叫ぶ青年の映像も映し出されていました。

しかし、「ブッシュサンキュー!」と叫ぶ青年の映像のオリジナル映像には、ある重大な映像が含まれており、その重大な部分はカットされ、放送されませんでした。

カットされ放送されなかったオリジナルの映像とは何かというと、「アメリカサンキュー」と叫んでいた青年は、英国のカメラマンに撮影されていることに気づいてから「ブッシュサンキュー」と叫んだのであって、カメラマンに撮影されていることに気づかなかった時には、政府施設から盗んできた椅子を運びながら「畜生ブッシュめ!」とつぶやいていました。

敵国のカメラマンがいる前で叫んだ「ブッシュサンキュー」という言葉と、誰からも監視されていないと思っていたときにつぶやいた「畜生ブッシュめ」という言葉。どっちが真実性がある言葉でしょう?

監視されていないと思っていたときにつぶやいた「畜生ブッシュめ!」という言葉のほうが、より本音に近いのではありませんか?

それなのになぜ、「畜生ブッシュめ!」という言葉をつぶやいていたシーンをカットし、「ブッシュサンキュー」と叫んでいた部分だけを選んで放送したのでしょう?

日本テレビは、オリジナル映像のすべてを知りつつ、小泉政府の外交政策に批判が向かないよう、あえて「アメリカサンキュー」という映像を悪意で使ったのではありませんか?

日本テレビの映像編集は、あまりにも不公正で不誠実です。というかはっきり言って、限りなく誤報に近いと言ってよいのではないでしょうか。

念のために書いておきますが、私は日本テレビのすべての関係者が「今日の出来事」のようにアンモラルだと思っているわけではありません。早朝午前5時台の日本テレビのニュースでは、「ブッシュサンキュー」と叫んでいたオリジナルの映像を「畜生ブッシュめ」とつぶやいていた部分をカットせずに“信じられない光景を目撃した”とコメントをつけて放送していました。


2003年4月8日NHK午前5時のニュース。
視聴率が極めて低い時間隊にだけ、小泉政府の
外交政策に影響を与えるようなニュースを報じている。

民放だけ批判するのは不平等なのでNHKも批判しておきましょう。

バクダット攻撃が激しくなっていた4月6〜7日、バクダッドでは大量の文民被害が発生していました。

被害者が数があまりにも多くて、病院で治療しきれなくなって医薬品も不足しているというニュースは、海外の主要メディアでは早いところでは6日には報じられていましたが、NHKが報じたのは4月8日になってからでした。

しかも、私が確認した限り、午前5時の定時ニュース一回だけです。午前5時ですよ、午前5時。どう考えても“アリバイ作り報道”でしょう。

NHKは、イラク侵略戦争支持を表明した小泉政府の外交政策に対する世論が変化しないよう、イラク文民被害の実態映像を、自己検閲していたのではありませんか?

夜7時、9時、10時、朝7時の定時ニュースでは、「米英軍、首都攻略へ」「バクダッド拠点を制圧」といったようなトーンのニュースばかりで、米英軍の活躍ばかりを延々と映像で垂れ流していました。

NHKは、夜7時、9時、10時、朝7時の定時ニュースで、バクダッドの共和国宮殿制圧の時も、アメリカでは極右テレビ局といわれるFOX NEWSの実況中継を延々とくり返し垂れ流していました。

夜7時のニュースでは、前線司令部のソープ報道感のこんなコメントを4分間ノーカットで放送し、さらにくわしい解説を数分にわたって加えるという戦争協力報道ぶりでした。

米軍関係者はNHKの戦争協力ぶりに、さぞかし満足したことでしょう。ちなみにイラク情報相のコメントは30秒で詳細な解説はありませんでした。


2003年4月9日NHKはフセイン像倒壊を実況生中継。
侵略する側の立場に立った戦争協力報道の典型。
NHKはまずフセイン死亡情報の誤報を訂正すべきでは?

NHKの戦争協力報道はそれだけではありません。

4月9日夜には、米英軍がバクダッド中心に侵攻したニュースで、「首都は事実上陥落し、フセイン体制は崩壊した」「多くのバクダッド市民が米英軍の首都制圧を歓迎している」というような“解説”を何度も何度もくり返し強調しました。

首都ではいろんな場所で砲撃が続いていたにもかかわらず、です。(しかも、歓声をあげていたのは“多くのバクダッド市民”ではなく、映像をよく観るとメディア関係者を含めたわずか数百の人たちだけの歓声でした)

また、4月9日、NHKは、23時半頃から、フセイン大統領が倒される光景を、まるで大リーグ中継を流すように、“実況生中継”しました。戦争報道はいつからスポーツ中継のような娯楽になってしまったのでしょうか?

「大統領像が倒れた瞬間、おおきな歓声がわきました」という言葉と、「首都が事実上陥落したことを印象付けました」という言葉は、畠山智之アナウンサーによって何度も何度も繰り返され、強調して報じられました。

私が確認したところ、23時30分から“フセイン像崩壊実況生中継”がおわる午前零時までの間に、「首都が事実上陥落したことを印象付けました」という言葉は、合計6回繰り返されました。

「バクダッド市民は白い旗をふりながらバクダッドに入った米英軍を歓迎しました」とも報じていましたが、普通、白旗は歓迎の旗ではなく、降伏の旗ですよね? 原稿読みながら疑問に感じなかったのでしょうか、畠山智之アナウンサーは。(苦笑)

フセイン死亡のニュースは、開戦後、NHKは何度も放送し、その度に単なる噂で誤報だったことが確認されました。

本人が死んだことを確認できないから、銅像の崩壊をもって“死んだことにする”というわけですか?

こんな戦争協力報道をやっているから、NHKは大本営発表などといわれるのですよ!

もう、あっても無くても同じですよ、NHKは。みんなで解約しましょう!と言いたくなるほど、日本放送協会は、その滅茶苦茶なイラク戦争報道によって、日本の視聴者から完全に信頼を失ったのではないかと思います。

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参考資料

NHK「放送倫理の確立に向けて」(抜粋)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/rinri/rinri.htm

平成11年4月19日
放送現場の倫理に関する委員会

【公共放送としての基本的な姿勢】
 □ 正確を期す。
 ・ NHKのニュース・番組は「正確」でなければならない。
  「正確」は、事実を正しく把握することを前提とする。しかし、何が真実であるかを確かめることは容易ではない。したがって、真実に迫ろうとする姿勢が、取材・制作のあらゆる段階で不可欠である。
 ・ 事実関係の誤りは、調査のうえ明らかになれば、直近の機会に訂正する。
 □ 公平・公正の立場を堅持する。
 ・ 放送は、公平・公正を維持するため、視聴者にできるかぎり幅広い視点から情報を提供する。
 ・ 公平さは、見かけ上の単純な中立性によってのみ得られるものではなく、公平さを求める厳格な姿勢によって確保されるものである。


 

 NHKは、イラク侵略戦争の誤報をまだ訂正していません。

いつ訂正するのでしょうか?

 

日本放送協会番組基準(抜粋)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/kijun/index.htm

日本放送協会は、全国民の基盤に立つ公共放送の機関として、何人からも干渉されず、不偏不党の立場を守って、放送による言論と表現の自由を確保し、豊かで、よい放送を行うことによって、公共の福祉の増進と文化の向上に最善を尽くさなければならない。

 この自覚に基づき、日本放送協会は、その放送において、
1 世界平和の理想の実現に寄与し,人類の幸福に貢献する

第1章 放送番組一般の基準

 第2項 人種・民族・国際関係
1 人種的、民族的偏見を持たせるような放送はしない。
2 国際親善を妨げるような放送はしない。

 第3項 宗教
 宗教に関する放送は、信仰の自由を尊重し、公正に取り扱う。

 第4項 政治・経済
1 政治上の諸問題は、公正に取り扱う。

 第5項 論争・裁判
1 意見が対立している公共の問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱う。

第14項 訂正
 放送が事実と相違していることが明らかになったときは、すみやかに取り消し、または訂正する。

第2章 各種放送番組の基準
第5項 報道番組
1 言論の自由を維持し、真実を報道する。
2 ニュースは、事実を客観的に取り扱い、ゆがめたり、隠したり、また、せん動的な表現はしない。
3 ニュースの中に特定の意見をはさむときは、事実と意見とが明らかに区別されるように表現する。
5 ニュース解説または論評は、ニュースと明確に区別されるように取り扱う。

付則
 この基準は平成 10年5月26日から施行する。


 

NHKは、事実をゆがめたり、隠したりしていないと、ほんとうに断言できますか?

 

 

「NHKトップトーク(放送総局長)」板谷駿一放送総局長会見 2003/03/28(抜粋)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/toptalk/s0303.html

イラク戦争の報道姿勢について

(総局長)
3月20日の開戦以来、事実関係を迅速かつ多角的に報道するとの方針のもと、イラク周辺国のNHK取材拠点の記者が戦況を伝えるだけでなく、アメリカを始め世界各地のNHK取材ネットワークを生かし、各国の政府や国民がこの戦争をどう受け止め、どう行動しようとしているのかについて多角的に伝えています。自主取材の映像に加え、カタールの放送局アルジャジーラなど、世界各地23か国41の海外メディアとの協力関係を生かして、様々な映像を放送しています。放送では、中東に詳しい記者解説に加え中東地域の専門家や軍事専門家に出演してもらい視聴者に分かりやすい放送を心がけています。さらに欧米各国やイスラム世界、そして日本にも広がっている反戦の動きや、今回の戦争が経済に与える影響なども専門家の解説を交えて報道しています。 イラク戦争は国によって様々な意見があり、また同じ国の中でも意見の対立があります。NHKとしてはできる限り多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱うことで視聴者に判断材料を提供していくよう努めてまいります。

取材体制について

(総局長)
ヨルダンのアンマン、米中央軍司令部のあるカタールのドーハ、米軍の出撃拠点クウェート、トルコのディヤルバクル等に、記者・カメラマン・技術要員など合わせて現在32名を派遣して中継体制をとり24時間体制で伝えています。また、今回はクウェートからイラク領内に入った米陸軍第5軍・第3歩兵師団と、ペルシャ湾に展開している空母キティホークに記者とカメラマンを同行させています。

取材記者などの安全管理について

(総局長)
生命の安全を第一に考えて、様々な情報をもとに総合的に判断し、危険が及ばないように指示しています。それぞれの取材拠点には、安全管理者をおき、東京と連絡を取り合っています。また、昨年の11月には記者・カメラマンに対してイラクによる生物化学兵器に備えて専門家による「研修」を実施しました。

米軍捕虜の映像の取り扱いについて

(総局長)
捕虜の映像については人道上の配慮と同時に、ニュース価値を考慮して判断していきます。


 

板谷駿一氏は「自主取材の映像を放送している」と言いますが、NHKはバクダッドにいた記者をアンマンとかカタールにひきあげさせて、バクダッドには現地取材者はひとりもいなかったじゃないですか。

米中央軍司令部のあるカタールに派遣した記者とは榎原美樹記者のことだと思いますが、榎原記者は7時のニュース番組で軍報道官の説明を読上げてただけじゃありませんか。

中東軍の記者会見では、アルジャジーラテレビの記者やドイツの記者が、軍の非人道的攻撃や民間人攻撃の実態についてするどい質問をし、軍当局は「答えられない」とばかり言っていました。軍当局が「答えられない」と答えている映像や情報はまったく報告・放送せず、軍当局に有利な説明ばかりを、榎原記者淡々と報告し、NHKは放送していました。榎原記者はソープ報道官に単独インタビューまでやって軍当局の言い分を伝え続けました。

こういうNHKの報道姿勢は、偏向報道、戦争協力報道ではありませんか?

第二次世界大戦で、ラジオ局が大本営の「鬼畜米英軍艦隊撃沈」とか嘘発表を淡々と放送していたことがありましたが、あのころとやってることは同じではありませんか?

板谷駿一氏は「多角的に伝えています」って言っていますが、米軍による共和国宮殿侵攻の時に、NHKは、極右テレビ局と言われるFOX NEWSの映像を大量にくり返し流していました。いったいあの放送のどこが“多角的”なんですか?

「軍事専門家に出演してもらい視聴者に分かりやすい放送」って言ってますが、出演したのは「戦争支持声明」を作った江畑謙介氏でした。爆弾の効果や戦闘の“効果”の解説ばかりしていて、映像操作や情報操作による軍事的世論操作技術についての解説は一切無かったじゃありませんか。

「欧米各国やイスラム世界、日本に広がっている反戦の動きも専門家の解説を交えて報道」と言っていますが、デモの動きなんてほとんど放送されていません。特に日本国内の映像ば。詳しく計測したわけではありませんが、国内外のデモの模様の映像の放送時間を1とすると、戦車や爆撃機や軍報道官や米兵が映った放送時間は100ぐらいの格差があります。どう考えても偏向報道でしょう。

そもそも、危険が伴わない戦争取材なんてあり得ないでしょう。NHKみたいに危険の伴う取材をやめてしまえば日本政府に迷惑をかけることもないでしょうが、そんなものは「報道」とは呼べません。アルコールを抜いた酒のようなものです。

 

NHKトップトーク 海老沢勝二会長会見 2003/4/3(抜粋)
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/toptalk/k0304.html

イラク戦争について

(会長)
イラク戦争は、国際世論が分かれて、様々な意見が出ている中で、長期化する様相を見せているが、戦争の実態を多角的に視聴者に伝えるのが、NHKの使命だと考えている。NHKは、今回のイラク戦争で、独自に取材した映像に加えて、開戦から一週間だけでも23か国、41の海外メディアの映像を使用しながら、総合・BS・ラジオと、分厚く放送している。

イラク戦争が長期化した場合の対応について

(会長)
NHKからは、アメリカ陸軍・第3歩兵師団に記者1人、空母『キティーホーク』に記者1人・カメラマン1人が同行している。病気等になれば帰すが、本人たちは元気であり、当面は継続して取材させたい。

お茶の間にイラク戦争の映像がテレビ中継されている影響について

(会長)
戦争の悲惨な現実や実態を伝えることが報道機関の務めであり、子どもたちに教育上どのような影響を与えるかというのは、次元の違う問題ではないかと考えている。ただ戦争が及ぼす影響については、NHKとしてもきちんと検証しているし、今後も検証していきたい。

捕虜・遺体映像の扱いについて

(会長)
捕虜の映像をアメリカ・イラクとも戦争に勝つためのひとつの情報戦として流している事実は伝える必要があるが、人道に配慮しながら人物のアップは避けるなどの判断をしている。細かい基準が明文化されているわけではなく、ケースごとに判断をする。

イラク戦争の取材チームの交替について

(会長)
NHKはイラク周辺国に、3日現在33人の職員を派遣しているが、今のところ大幅な変更は考えていない。


バクダッドにNHK記者がひとりもいないのに「独自に取材した映像」なんか放送できないのでは? 少なくともバクダッドでは。

空母『キティーホーク』で取材していた津屋尚記者は、きびしい映像の検閲が行われたため「ニュースソースの秘匿」という報道の自由をまったく守れなかったという重大な情報を、十分に報告していませんでした。

「人道に配慮」と言いますが、戦争を始めたブッシュ大統領が戦争をやめれば非人道的な殺害も発生せずに済みます。

なぜNHKは、明確に「反戦平和」を言えないのでしょうか?日本放送協会番組基準の 「世界平和の理想の実現に寄与し」という言葉は、守らなくても良いただのお題目ですか? 悲惨で非人道的な戦争をありりままに伝え、戦争そのものが非人道的な行為だということを事実で示て戦争を止めることが、報道機関としてなすべき「人道措置」ではありませんか?

「戦争を止める」「「戦争を支持した政府を批判する」という選択肢だけが常に除外されていることに、やはりNHKは偏向した戦争協力報道をつづけていたのではないか、と疑問を感じます。

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(キタノ)
ki@tree.odn.ne.jp
http://zirr.infoseek.ne.jp/
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