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---- 北の系2005 ----
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イラク戦争報道管制問題(その8)
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2003.4.10

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2003年4月8日、NHKが放送しなかった映像。
猛爆で負傷したイラク、バサラ市の子ども。親の生死は不明。

英兵が風船を渡したが表情は恐怖で満ちたままだ。

テレビしか見ていない人って、騙されやすい人が多いですよねぇ。

ちょっとした言葉の操作でコロリと事実認識を変えてしまうんですから。

「早期解決」っていう言葉を小泉純一郎のマネをして使っている人がいるようですが、その言葉の内実は「早期殺害」でしょう? わかって使ってるんでしょうかねぇ?

というわけで、「もしかして俺のこと?」と不安になったお父さんのために、「お父さんのためのわかりやすい戦時管制報道用語講座」を作りました。


2003年4月8日、NHKが放送しなかった映像。
8日のバクダッド市街戦で自分も負傷しながら
肉親の遺体に接し取り乱した女性

軍報道官が熟知し訓練した上で使用している「イメージ操作のノウハウ」を知ることは、真実の正確なイメージを破壊しようとする「もうひとつの戦争」の攻撃から「自立した判断力」を守るための有力な武器となり得ます。

キーワードはふたつ。

「嘘は軍人の正義」そして「死体を連想できない戦場」です。


2003年4月8日、NHKが放送しなかった映像
このような無残な死体が、4月8日、バクダッドには少なくとも

600体以上つくられていたが、NHKは放送しなかった。
この日のNHK報道は「米軍事実上の勝利」のトーン一色だった。

 

「お父さんのためのわかりやすい戦時管制報道用語講座」
(副題:限りなく不透明に近いネイビーブルー)

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戦況会見においては皮肉なことに
「死体」と「殺害」という言葉は最大のタブーである

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「早期決着を望む」
 ↓
「敵の早期殺害を望む」

「バクダット空爆」
 ↓
「バクダット空襲」

「爆撃した」
 ↓
「無差別に殺した」

「精密誘導弾により攻撃した」
 ↓
「目標を外れた爆弾もあったが目標に正確に到達した爆弾もあった」

「戦局は優位に進んでいる」
 ↓
「優位かどうかはわからないが、優位に立っていると敵と味方に思わせたい」

「敵は劣勢だと思われる」
 ↓
「敵が劣勢かどうかわからないが、敵は劣勢に立たされていると敵と味方に思わせたい」

「事態を慎重に見守っている」
 ↓
「事態がのみこめていないが、事態がのみこめていないことを敵と味方に知られたくない」

「前進した」
 ↓
「殺した」

「進撃した」
 ↓
「殺した」

「前進しつづけなければならない」
 ↓
「殺しつづけなければならない」

「順調に推移している」
 ↓
「順調に敵を殺している」

「作戦行動が順調に進んでいる」
 ↓
「敵を順調に殺している」

「少人数で抵抗しているが排除しつつある」
 ↓
「大多数の敵を殺したが、まだ生きている敵がいるので息の根を止めたい」

「成功した」
 ↓
「予定通り殺した」

「大成功だった」
 ↓
「予想以上に殺すことができた」

「制圧した」
 ↓
「全員殺した」

「ほぼ制圧した」
 ↓
「ほぼ全員殺した」

「抵抗が無くなった」
 ↓
「抵抗した者は全員殺した」

「一部を除いて抵抗が無くなった」
 ↓
「抵抗した者は全員殺したが、それでも戦いつづけている兵士がいる」

「戦闘の進展に満足している」
 ↓
「敵の死体が増えてとても嬉しい」

「敵は大きな打撃を受けた」
 ↓
「敵は大勢死んだ」

「攻撃の効果はまだわからない」
 ↓
「抵抗されて苦戦しているが、抵抗されて苦戦していることを敵と味方に知られたくない」

「事実はつかんでいない」
 ↓
「苦戦しているが、苦戦の事実は敵と味方に知られたくない」

「すべて順調だ」
 ↓
「精神に異常をきたして戦闘に支障が出ている兵士が出ているが、そういう事実を兵士が知ると急速に伝播するので知らせたくない」

「予想範囲内だ」
 ↓
「予想は外れたが、予想が外れたことは敵と味方に知られたくない」

「死亡した可能性がある」
 ↓
「事実はなにも把握していないが、死んだかもしれないと敵と味方に思わせたい」

「逃亡したか、米英軍の空爆で死亡した可能性も浮上している」
 ↓
「事実はなにも把握していないが、事実を把握しているかのように思わせたい」

「我々の行動は適切だった」
 ↓
「人殺しが適切であるはずが無いが、そんなことを議論していたら戦争はできない。組織的殺人が軍人の仕事だ」

「残念に思う」
 ↓
「軍はその結果についていかなる責任もとらない」

「遺憾に思う」
 ↓
「軍の行動によってもたらされた虐殺だということは認めるが、政府はいかなる責任も負わない」

「非常に遺憾に思う」
 ↓
「軍の行動によってもたらされた虐殺だということは認めるし、軍人の誰かが責任をとるかもしれないが、政府として責任をとることは無い」

「フセイン政権は崩壊に近づいた」
 ↓
「フセイン政権は健在だが、停戦を求めることは決してなく、何人殺してでも目的を達成したい」

「フセイン政権は崩壊に大きく近づいた」
 ↓
「フセイン政権は健在だが、停戦を求めることは決してなく、何人殺してでも目的を達成したい」

「フセイン政権の崩壊は間近となった」
 ↓
「フセイン政権は健在だが、停戦を求めることは決してなく、何人殺してでも目的を達成したい」

「フセイン政権の崩壊は秒読みの情勢となってきた」
 ↓
「フセイン政権は健在だが、停戦を求めることは決してなく、何人殺してでも目的を達成したい」

「我々は勝利するだろう」
 ↓
「我々は敵を殺すだろう」

「我々は勝利した」
 ↓
「殺すべき敵がいなくなった」


 


NHKが「米軍、バグダッド中心部を攻撃」のニュースで
米兵、戦車、報道官の映像ばかりを放送していた2003年4月6日、

バクダッドではイラクの少年が砲撃を受け激痛に耐えていた。
全身火傷。両腕切断。
日本では全放送局がこの映像の放送を自主検閲。

連日大規模な反戦デモが続いていたイタリアでは
この写真を一部の放送局と新聞社が報道した。

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(キタノ)
ki@tree.odn.ne.jp
http://zirr.infoseek.ne.jp/
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---- 北の系2005 ----

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